【Tera Term】「エージェント転送する&Pageantを使う」によるSSH自動ログインマクロ


公開鍵と秘密鍵を用いた鍵認証方式のログインを、「エージェント転送」と「Pageant」で行いたい場合の、マクロ作成方法です。

下記の内容を「ホスト名.ttl」などとして保存します。
「ttl」ファイルが、Tera Term に関連付けされていればダブルクリックするだけで自動ログインできるようになります。

username = 'アカウント名'
hostname = 'IPアドレス'
portnum = 'ポート番号'

msg = hostname
strconcat msg ':'
strconcat msg portnum
strconcat msg ' /ssh /2 /auth=publickey /user='
strconcat msg username
strconcat msg ' /auth=pageant'
strconcat msg ' /ssh-A'
strconcat msg ' /ssh-agentconfirm=off'

connect msg

settitle 'タイトル(ホスト名など)'

マクロ実行前に、あらかじめ pageant で秘密鍵を読み込んでおく必要があります。

コマンドの簡易説明
/auth=pageant Pageantを使用する
/ssh-A エージェント転送を有効にする
/ssh-agentconfirm=off エージェント転送要求を受け入れるか確認しない

その他のログインマクロについては以下より。
鍵認証方式でのSSH自動ログインマクロ
SSH自動ログインマクロ


WindowsPCに「VMWare Player」を使用して仮想サーバを構築&CentOS6.5インストール


Windowsパソコンに、VMWare Player を使用して、Linuxサーバーのテスト環境を実装する。

目次
1.VMWare Player のインストール
2.CentOS6.5 のダウンロード
3.CentOS6.5 のインストール
4.TeraTerm から SSH 接続する
5.WinSCP を使用してファイル転送を行う

 

1.VMWare Player のインストール

ダウンロード VMware Player 6.0より、【VMware Player for Windows】をダウンロードして、インストールを行います。

 

2.CentOS6.5 のダウンロード

Download CentOSにアクセスして、画面中央下部の「Older Versions」より【then click here »】をクリックします。

ダウンロードしたいバージョンを選んでダウンロードする。
今回は、64bitのCentOS6.5を入れたいので、6.5の【x86_64】を選択します。
適当なミラーサイトを選んで【CentOS-6.5-x86_64-bin-DVD1.iso】をダウンロードします。

 

3.CentOS6.5 のインストール

1.VMware Player を起動し、【新規仮想マシンの作成】を選択

VMwareにCentOS6.5のインストール

 

2.【インストーラディスクイメージファイル】の【参照】で先ほどダウンロードした【CentOS-6.5-x86_64-bin-DVD1.iso】を選択

VMwareにCentOS6.5のインストール

 

3.アカウント設定

VMwareにCentOS6.5のインストール

ユーザー名とパスワードはログインで使用するので忘れないようにメモる。
今回はローカル環境なので、パスワードは簡単にしています。

 

4.仮想マシン名とディレクトリの設定

VMwareにCentOS6.5のインストール

 

5.ディスク容量の指定

VMwareにCentOS6.5のインストール

 

6.準備完了

VMwareにCentOS6.5のインストール

【完了】を押すとインストールが始まります。

 

7.CentOS起動

VMwareにCentOS6.5のインストール

インストールが終わると、起動するOSの選択画面が表示されるので【CentOS 6.5】を選んで起動。

VMwareにCentOS6.5のインストール

パスワードの入力を求められるので、「3.アカウント設定」で設定したパスワードを入力します。
これでインストールは終わりました。

 

8.仮想サーバのIPアドレスを確認

VMwareにCentOS6.5のインストール

メニューから、【Applications】>【System Tools】>【Terminal】と進み、ターミナルを起動し、下記のコマンドを打ちます。
 ※ 2014/09/17 「ifconfig」は非推奨コマンドのため「ip addr」に訂正

ip addr

VMwareにCentOS6.5のインストール

次に下記のコマンドで、SSH が稼働中か確認します。

/etc/rc.d/init.d/sshd status

VMwareにCentOS6.5のインストール

「running…」と表示されればOK。

次は接続環境を整えます。

 

4.TeraTerm から SSH 接続する

TeraTermを起動し、先ほど確認したIPアドレスを入力します。

VMwareにCentOS6.5のインストール

認証画面では、アカウント設定の際に入力した、ユーザー名とパスワードを入力します。

VMwareにCentOS6.5のインストール

ログインに成功すれば、コマンド入力画面が表示されます。

ただ、毎回パスワードを入力して接続するのは面倒なので、オートログインができるショートカットを作成しておきます。

下記の内容をテキストファイルに保存し、ファイル名は「VMware_CentOS.ttl」などとする。

USER_NAME = 'user'
PASSWD = 'pass'
HOST_NAME = '192.168.240.131'
PORT = '22'

sprintf '%s:%s /ssh /auth=password /user=%s /passwd=%s' HOST_NAME PORT USER_NAME PASSWD
COMMAND = inputstr

connect COMMAND

end

拡張子「ttl」のファイルが TeraTerm に関連付けされていれば、ダブルクリックするだけで、ログインできるようになります。

※関連付けの方法などは、以前書いた記事に載せているのでそちらをどうぞ。
Tera Termマクロ(SSH自動ログイン)

 

5.WinSCP を使用してファイル転送を行う

ソフトのダウンロードはWinSCP :: Downloadより、「Installation package」を選択。
インストールが完了したら、WinSCP を起動します。

VMwareにCentOS6.5のインストール

転送プロトコル:SFTP
ホスト名:IPアドレスを入力
ポート番号:22
ユーザ名:設定したユーザー名
パスワード:設定したパスワード

これらを入力したら【保存】を行い【ログイン】します。

これで作業環境が整いました。