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書籍:パブリック・スピーキング

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書籍:パブリック・スピーキング [2019/03/10 08:30]
yusuke_komori
書籍:パブリック・スピーキング [2019/03/10 18:24]
yusuke_komori [右脳と左脳に訴えかけて短時間で全員を巻き込む話し方]
行 207: 行 207:
 自宅で家族とくつろいでいるときと同じようにリラックスした状態でステージに立ち、家族や友人たちに向けるような自然な目線で目を合わせ、微笑みかける。 自宅で家族とくつろいでいるときと同じようにリラックスした状態でステージに立ち、家族や友人たちに向けるような自然な目線で目を合わせ、微笑みかける。
 ==== コミュニケーションを取るうえで最適な服装とは ==== ==== コミュニケーションを取るうえで最適な服装とは ====
-もう一つ、コミュニケーションにとって大事なポイントが「ブランディング」。+コミュニケーションにとって大事なポイントが「ブランディング」。
 ブランディングができていると、コミュニケーションが取りやすくなる。 ブランディングができていると、コミュニケーションが取りやすくなる。
 講師だからスーツを着るというルールではなく、スーツはコミュニケーションのための単なる道具。 講師だからスーツを着るというルールではなく、スーツはコミュニケーションのための単なる道具。
 セミナーでの服装という点においては、「相手の1つ上のレベルの服を着る」というのが、講師として最適なブランディングと言える。 セミナーでの服装という点においては、「相手の1つ上のレベルの服を着る」というのが、講師として最適なブランディングと言える。
 ==== 途中で「ジャケットを脱ぐ」行為でギャップを生み出す ==== ==== 途中で「ジャケットを脱ぐ」行為でギャップを生み出す ====
-さらにコミュニケーションを取りやすくするためには、ある瞬間からジャケットを脱ぐ、というのもテクニック。 +さらにコミュニケーションを取りやすくするためには、ある瞬間からジャケットを脱いで、ちょっとカジュアルな服装になる。
-ジャケットを脱いで、ちょっとカジュアルな服装になる。+
 このテクニックは、心理学の用語で「ゲイン・ロス効果」と言う。 このテクニックは、心理学の用語で「ゲイン・ロス効果」と言う。
 ゲイン・ロス効果というのは、最初に抱いたイメージや印象に対してその後のギャップが大きければ大きいほど、相手に大きなインパクトを与えられる、というもの。\\ ゲイン・ロス効果というのは、最初に抱いたイメージや印象に対してその後のギャップが大きければ大きいほど、相手に大きなインパクトを与えられる、というもの。\\
行 231: 行 230:
 理論的な実績の話のあとに、人の心を動かすストーリーを語るべき。 理論的な実績の話のあとに、人の心を動かすストーリーを語るべき。
 これによって2つの人種、2つのパターンの人、右脳と左脳のどちらにも話が響き、短い時間で全員を巻き込むことができる。 これによって2つの人種、2つのパターンの人、右脳と左脳のどちらにも話が響き、短い時間で全員を巻き込むことができる。
 +==== 強烈なビフォーアフター・ストーリーを用意する ====
 +変化があると思うと、人はその過程を知りたがる。
 +1回の登壇で最低でも3回、だいたい4~5回はギャップのあるストーリーを織り込む。
 +==== 会場に来る人たちが普段使っている言葉をリサーチしておく ====
 +相手のことを知らねば、適切なコミュニケーションは取れない。
 +そこに来る人たちをリサーチしたうえで、その人たちに合わせて話す。
 +==== すべての聴衆に当事者意識を植え付ける魔法のテクニック ====
 +いちばん相手の記憶に残る話し方としては、正反対の人たちに話しかける。
 +「女性」の次に「男性」、「お金を持っている人」の次に「では今から、お金がない人に」と振る。
 +正反対のターゲットを決めて話をしていくと、シンプルに会場全員を巻き込んだスピーキングが成立する。
  
- +===== 第7章 「身体」「声」「言葉」の使い方をマスターする =====
  
書籍/パブリック・スピーキング.txt · 最終更新: 2019/03/10 19:35 by yusuke_komori