文書の過去の版を表示しています。
スピーカーとしてまずやるべきことは、「社会とのつながり」を作ること。 どんなに面白いテーマであっても、「つながり」がなければ聴衆には何も残せない。 「つながり」を作るとは、言い換えればコミュニケーションを取るということ。
人間にフォーカスを当て、毎回そこに来る人たちを徹底的にリサーチする。 どれほどテクニックを学んでも、お客様が求めているものと、こちらが言いたいことがずれていた段階で、どんな理論やテクニックも意味がなくなる。
パブリック・スピーカーは、来てくれた人を成長させ、「人生を変える」人。
自分目線ではなく、常に相手の目線で考える。
セミナー当日だけで、ゼロから教育することは困難。 セミナー前に学習用のコンテンツを作っておくなど、事前に前提となる教育をしておくのが良い。 例えば、メールでニュースレターを送る、自己紹介動画を見ておいてもらう、事前のアンケートを取るなど。 動画であれば、セミナーに参加する人へのメッセージとして短い挨拶動画を。 アンケートは、来る人がどんな客層で、何を求めているのか、事前にリサーチをするのに有効。 年齢、現在何をしているのか、将来の夢は何か、など基本的な項目で構わない。
会場のすべての配置・設定に意味がある。
図や言葉を書いて説明する必要がある場合は、フリップチャートがオススメ。 形に残せるため、会場の壁に貼っておくことができる。 スクリーンを置く位置は真ん中が基本だが、聴衆から見て左側に配置することで右脳を働かせることができる。 会場での交流を図るためには、入り口でネームプレートを用意する。 アットホームな雰囲気にするには、ニックネームを書いてもらうのがよい。この際、色ペンを用意しておくのも一役買う。
紹介してもらうことで、講師としてのブランド価値が上がる。
いきなり話し始めるのではなく、まずは周囲を見渡す。 これにより、お客様とのラポール(心が通い合う、相互信頼の関係)を築く。
参加型の質問で、コミュニケーションを図る。
お客様が会場に来てくれたことに感謝する。
自分の名前を名乗り、講座名を言う。 ここまでのセットアップがあることで、聴衆に名前を覚えてもらい、興味を持ってもらえる。
明日の朝にはどんな未来が待っているのか、というイメージを伝える。
会場に来ているお客様はあなたの話に興味を持っていない、という前提でスピーキングを始める。
どんな良い未来が待っているかを話し、「それ、知りたくないですか?」と聴衆に聞いてみる。
たとえば「カリスマ・スピーキングができる話し方を知りたくないですか?」などと聞き、「ぜひ知りたい」と返したら、「では、これからそれをお話します」と語りだす。
お客様にちゃんと承認を取って、それではじめてあなたは話す権利を得る。
このコール&レスポンスをやることで、聞く態度が自然と整う。
コメント