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サーバ:aws:サーバ構築手順:amazon_linux_2_に_gitlab_community_edition_gitlab-ce_をインストール

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サーバ:aws:サーバ構築手順:amazon_linux_2_に_gitlab_community_edition_gitlab-ce_をインストール [2020/04/06 18:35]
humolife
サーバ:aws:サーバ構築手順:amazon_linux_2_に_gitlab_community_edition_gitlab-ce_をインストール [2020/07/10 18:16] (現在)
humolife [Amazon Linux 2 の初期設定]
行 1: 行 1:
-====== Amazon Linux 2 に Gitlab(Community Edition もしくは Enterprise Edition)をインストール ======+====== Amazon Linux 2 に Gitlab(Community Edition Enterprise Edition)をインストール ======
 サーバにインストールできる Gitlab には Community Edition(CE)と Enterprise Edition(EE)の2種類あります。\\ サーバにインストールできる Gitlab には Community Edition(CE)と Enterprise Edition(EE)の2種類あります。\\
-参照 [[https://www.gitlab.jp/installation/ce-or-ee/|Community EditionとEnterprise Edition]]+[[https://www.gitlab.jp/installation/ce-or-ee/|Community EditionとEnterprise Edition]]
  
 今回行ったのは CE のインストールですが、一部コマンドを変更することで EE のインストールも可能です。 今回行ったのは CE のインストールですが、一部コマンドを変更することで EE のインストールも可能です。
行 17: 行 17:
 |t2.large|2|8| |t2.large|2|8|
  
-t2.micro でもスワップを 8GB あてるなどとすれば動かせなくないですが、実用には耐えないので。。。+インストールを試すだけなら t2.micro でもスワップを 8GB あてればインストール成功しますが、動作が重く実用には耐えないかと。。。\\
  
 ※ t2.micro で Gitlab のインストール中にメモリ不足のエラーがでる場合、スワップの割り当てを増やせばインストールに成功します。 ※ t2.micro で Gitlab のインストール中にメモリ不足のエラーがでる場合、スワップの割り当てを増やせばインストールに成功します。
  
-インストールを試すだけなら t2.micro でもできなくはないですが、動作が重いです。\\ 
  
 ===== AWSの準備  ===== ===== AWSの準備  =====
行 51: 行 50:
 ===== Amazon Linux 2 の初期設定 ===== ===== Amazon Linux 2 の初期設定 =====
 Gitlab インストールのために、まずは Amazon Linux 2 の初期設定を行います。 Gitlab インストールのために、まずは Amazon Linux 2 の初期設定を行います。
-<code> +  * [[サーバ:aws:バ構築手順:amazon_linux_2_初期設定|Amazon Linux 2 初期設]]
-# OS ージョン確認 +
-$ cat /etc/system-release +
-Amazon Linux release 2 (Karoo) +
- +
-# SELinux 確認 +
-# enforcing ・・・ SELinuxは有効で、アクセス制限も有効 +
-# permissive ・・・ SELinuxは有効だが、アクセス制限は行わず警告を出力 +
-# disabled ・・・ SELinux機能は無効 +
-$ sudoedit /etc/selinux/config +
-SELINUX=disabled +
- +
-# Swap の確認 +
-$ free -m +
-         total    used    free   shared  buff/cache   available +
-Mem     7974      78    7542        0         353        7669 +
-Swap                   0 +
- +
-# ストレジの空き容量の確認 +
-$ df -h --total +
-ファイルシス   サイズ  使用  残り 使用% マウント位置 +
-/dev/xvda1      30G  1.3G   29G   5% / +
- +
-# Swap に 4GB 割り当て(1024 * 4 = 4096) +
-$ sudo dd if=/dev/zero of=/swapfile1 bs=1M count=4096 +
-$ sudo chmod 600 /swapfile1 +
-$ sudo mkswap /swapfile1 +
-$ sudo swapon /swapfile1 +
- +
-# Swap の確認 +
-$ free -m +
-         total    used    free   shared  buff/cache   available +
-Mem     7974      81    3329        0        4564        7610 +
-Swap:     4095          4095 +
- +
-# アップデート +
-$ sudo yum update -y +
- +
-# タイムゾーン確認 +
-$ sudo timedatectl +
- +
-# タイムゾーンに Asia/Tokyo を設定 +
-$ sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo +
- +
-# 時間が Asia/Tokyo になってるか確認 +
-$ date +
- +
-# ロケール確認 +
-$ localectl status +
- +
-# 指可能なロケールの確認 +
-$ localectl list-locales | grep ja +
- +
-# ロケールの変更 +
-$ sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.utf8 +
-</code> +
-これでひとまず Gitlab のインストール準備が完了しました。+
  
 ===== Gitlab のインストール ===== ===== Gitlab のインストール =====
行 121: 行 64:
 HTTP と SSH については AWS のセキュリティグループで管理しているためスキップします。\\ HTTP と SSH については AWS のセキュリティグループで管理しているためスキップします。\\
 Postfix の設定についてもひとまずスキップします。 Postfix の設定についてもひとまずスキップします。
 +
 +※ コマンド中で EXTERNAL_URL に指定している URL は、Gitlab を閲覧したい URL に書き換えてください。\\
 +(ドメインがない場合は IP アドレスを指定するなど)
  
 ==== Community Edition の場合 ==== ==== Community Edition の場合 ====
-コマンド中の http://gitlab.example.com となっている部分は、インストールしたいURLに書き換えてください。\\ 
-(ドメインがない場合は IP アドレスを指定するなど) 
 <code> <code>
 # GitLab パッケージをリポジトリに追加 # GitLab パッケージをリポジトリに追加
行 142: 行 86:
 </code> </code>
  
-=== インストールに成功したら確認 ===+==== インストールに成功したら確認 ====
 <code> <code>
 # インストールされたバージョンを確認 # インストールされたバージョンを確認
行 154: 行 98:
 </code> </code>
 ブラウザでサイトにアクセスできるか確認する。\\ ブラウザでサイトにアクセスできるか確認する。\\
-http://gitlab.example.com \\ 
 ブラウザキャッシュでサイトが見れないときがあるので、サイト表示されなくても Chrome のシークレットモードで開くと見れるときがある。 ブラウザキャッシュでサイトが見れないときがあるので、サイト表示されなくても Chrome のシークレットモードで開くと見れるときがある。
 +
 +初回アクセス時は管理者アカウント(root)のパスワード設定画面が表示されるので、新しいパスワードを設定します。\\
 +これで【root / 設定したパスワード】でログインできるようになります。
 +==== URL の変更 ====
 +あとからドメインを取得した場合や、URL の設定を間違えていた場合など、URL を変更したい場合は以下の手順で変更できます。
 +<code>
 +# オプションで URL 変更
 +$ sudoedit /etc/gitlab/gitlab.rb
 +
 +external_url="http://example.net/"
 +
 +# 変更内容反映
 +$ sudo gitlab-ctl reconfigure
 +</code>
 +
 +===== SSL証明書(Let's Encrypt)の設定 =====
 +Omnibus-GitLab は Let's Encrypt をサポートしているので、簡単に SSL証明書を導入し https を使用することができます。\\
 +https://docs.gitlab.com/omnibus/settings/ssl.html
 +<code>
 +$ sudoedit /etc/gitlab/gitlab.rb
 +
 +external_url="http://gitlab.example.com"
 +
 +letsencrypt['enable'] = true
 +letsencrypt['contact_emails'] = ['自分のメールアドレス']
 +
 +// 4日毎の午前3時0分に更新を試みる
 +letsencrypt['auto_renew_hour'] = 3
 +letsencrypt['auto_renew_minute'] = 0
 +letsencrypt['auto_renew_day_of_month'] = "*/4"
 +
 +# 反映
 +sudo gitlab-ctl reconfigure
 +</code>
 +これだけで OK です。\\
 +あとは https でアクセスできるか確認します。
 +
 +その他の設定などについては [[サーバソフトウェア:gitlab|Gitlab]] にて。
  
サーバ/aws/サーバ構築手順/amazon_linux_2_に_gitlab_community_edition_gitlab-ce_をインストール.1586165718.txt.gz · 最終更新: 2020/04/06 18:35 by humolife