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サーバ:aws:サーバ構築手順:amazon_linux_2_に_gitlab_community_edition_gitlab-ce_をインストール [2020/04/06 18:17] humolife [Gitlab CE のインストール] |
サーバ:aws:サーバ構築手順:amazon_linux_2_に_gitlab_community_edition_gitlab-ce_をインストール [2020/04/08 16:51] humolife |
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- | ====== Amazon Linux 2 に Gitlab Community Edition(gitlab-ce)をインストール ====== | + | ====== Amazon Linux 2 に Gitlab(Community Edition |
サーバにインストールできる Gitlab には Community Edition(CE)と Enterprise Edition(EE)の2種類あります。\\ | サーバにインストールできる Gitlab には Community Edition(CE)と Enterprise Edition(EE)の2種類あります。\\ | ||
- | 参照 | + | [[https:// |
- | 今回行ったのは CE のインストールですが、一部コマンドを変更することで EE のインストールも可能かと思われます。 | + | 今回行ったのは CE のインストールですが、一部コマンドを変更することで EE のインストールも可能です。 |
===== 必要スペック ===== | ===== 必要スペック ===== | ||
- | 必要スペックは、バージョンアップで増える可能性があるため、リンク先の最新情報を見ることをオススメします。 | + | 必要スペックは、バージョンアップで高くなる可能性があるため、リンク先の最新情報を見ることをオススメします。 |
* CPU:[[https:// | * CPU:[[https:// | ||
* メモリ:[[https:// | * メモリ:[[https:// | ||
行 17: | 行 17: | ||
|t2.large|2|8| | |t2.large|2|8| | ||
- | t2.micro でもスワップを 8GB あてるなどとすれば動かせなくはないですが、実用には耐えないので。。。 | + | インストールを試すだけなら |
※ t2.micro で Gitlab のインストール中にメモリ不足のエラーがでる場合、スワップの割り当てを増やせばインストールに成功します。 | ※ t2.micro で Gitlab のインストール中にメモリ不足のエラーがでる場合、スワップの割り当てを増やせばインストールに成功します。 | ||
- | インストールを試すだけなら t2.micro でもできなくはないですが、動作が重いです。\\ | ||
===== AWSの準備 | ===== AWSの準備 | ||
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|SSH|TCP|22|マイIPアドレス| | |SSH|TCP|22|マイIPアドレス| | ||
- | ===== Gitlab のインストール ===== | + | ===== Amazon Linux 2 の初期設定 |
- | 公式が用意してくれている Omnibus package を使ってインストールします。\\ | + | Gitlab インストールのために、まずは Amazon Linux 2 の初期設定を行います。 |
- | Gitlab を動かすのに必要な Nginx や PostgreSQL、Let' | + | |
- | + | ||
- | (私は、初回インストール時に Apache などを予めインストールしておく必要があるのかと思い、Apache を手動インストールしてから Gitlab CE をインストールしたところ、Omnibus package が管理する Nginx と競合してエラーが発生しましたorz) | + | |
- | + | ||
- | ==== Amazon Linux 2 の初期設定 ==== | + | |
- | Gitlab | + | |
< | < | ||
# OS バージョン確認 | # OS バージョン確認 | ||
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# Swap の確認 | # Swap の確認 | ||
- | free -m | + | $ free -m |
- | total used free shared | + | |
- | Mem: | + | Mem: 7974 78 7542 0 |
- | Swap: | + | Swap: 0 |
# ストレージの空き容量の確認 | # ストレージの空き容量の確認 | ||
- | df -h --total | + | $ df -h --total |
- | / | + | ファイルシス |
+ | / | ||
# Swap に 4GB 割り当て(1024 * 4 = 4096) | # Swap に 4GB 割り当て(1024 * 4 = 4096) | ||
- | sudo dd if=/ | + | $ sudo dd if=/ |
- | sudo chmod 600 / | + | $ sudo chmod 600 / |
- | sudo mkswap / | + | $ sudo mkswap / |
- | sudo swapon /swapfile1 | + | $ sudo swapon /swapfile1 |
# Swap の確認 | # Swap の確認 | ||
- | free -m | + | $ free -m |
- | total used free shared | + | |
- | Mem: | + | Mem: 7974 81 |
- | Swap: 4095 | + | Swap: |
# アップデート | # アップデート | ||
- | sudo yum update -y | + | $ sudo yum update -y |
# タイムゾーンの確認 | # タイムゾーンの確認 | ||
- | sudo timedatectl | + | $ sudo timedatectl |
# タイムゾーンに Asia/Tokyo を設定 | # タイムゾーンに Asia/Tokyo を設定 | ||
- | sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo | + | $ sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo |
# 時間が Asia/Tokyo になってるか確認 | # 時間が Asia/Tokyo になってるか確認 | ||
- | date | + | $ date |
# ロケールの確認 | # ロケールの確認 | ||
- | localectl status | + | $ localectl status |
# 指定可能なロケールの確認 | # 指定可能なロケールの確認 | ||
- | localectl list-locales | grep ja | + | $ localectl list-locales | grep ja |
# ロケールの変更 | # ロケールの変更 | ||
- | sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.utf8 | + | $ sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.utf8 |
</ | </ | ||
これでひとまず Gitlab のインストール準備が完了しました。 | これでひとまず Gitlab のインストール準備が完了しました。 | ||
- | ==== Gitlab | + | ===== Gitlab のインストール ===== |
+ | 公式が用意してくれている Omnibus package を使ってインストールします。\\ | ||
+ | Gitlab を動かすのに必要な Nginx や PostgreSQL、Let' | ||
+ | |||
+ | (私は、初回インストール時に Apache などを予めインストールしておく必要があるのかと思い、Apache を手動インストールしてから Gitlab CE をインストールしたところ、Omnibus package が管理する Nginx と競合してエラーが発生しましたorz) | ||
今回は Amazon Linux 2 へのインストールということで、公式マニュアルの CentOS 7 のインストール方法を参照します。\\ | 今回は Amazon Linux 2 へのインストールということで、公式マニュアルの CentOS 7 のインストール方法を参照します。\\ | ||
- | * [[https:// | + | * [[https:// |
- | * [[https:// | + | * [[https:// |
HTTP と SSH については AWS のセキュリティグループで管理しているためスキップします。\\ | HTTP と SSH については AWS のセキュリティグループで管理しているためスキップします。\\ | ||
Postfix の設定についてもひとまずスキップします。 | Postfix の設定についてもひとまずスキップします。 | ||
- | === Community Edition の場合 === | + | ※ コマンド中で EXTERNAL_URL に指定している |
- | コマンド中の http:// | + | |
(ドメインがない場合は IP アドレスを指定するなど) | (ドメインがない場合は IP アドレスを指定するなど) | ||
+ | |||
+ | ==== Community Edition の場合 ==== | ||
< | < | ||
# GitLab パッケージをリポジトリに追加 | # GitLab パッケージをリポジトリに追加 | ||
行 132: | 行 133: | ||
</ | </ | ||
- | === Enterprise Edition の場合 === | + | ==== Enterprise Edition の場合 |
< | < | ||
# GitLab パッケージをリポジトリに追加 | # GitLab パッケージをリポジトリに追加 | ||
行 141: | 行 142: | ||
</ | </ | ||
- | === インストールに成功したら確認 === | + | ==== インストールに成功したら確認 |
< | < | ||
# インストールされたバージョンを確認 | # インストールされたバージョンを確認 | ||
$ yum list installed | grep gitlab | $ yum list installed | grep gitlab | ||
- | gitlab-ce.x86_64 | + | gitlab-ce.x86_64 |
# ストレージの空き容量を確認 | # ストレージの空き容量を確認 | ||
行 153: | 行 154: | ||
</ | </ | ||
ブラウザでサイトにアクセスできるか確認する。\\ | ブラウザでサイトにアクセスできるか確認する。\\ | ||
- | http:// | ||
ブラウザキャッシュでサイトが見れないときがあるので、サイト表示されなくても Chrome のシークレットモードで開くと見れるときがある。 | ブラウザキャッシュでサイトが見れないときがあるので、サイト表示されなくても Chrome のシークレットモードで開くと見れるときがある。 | ||
+ | |||
+ | 初回アクセス時は管理者アカウント(root)のパスワード設定画面が表示されるので、新しいパスワードを設定します。\\ | ||
+ | これで【root / 設定したパスワード】でログインできるようになります。 | ||
+ | ==== URL の変更 ==== | ||
+ | あとからドメインを取得した場合や、URL の設定を間違えていた場合など、URL を変更したい場合は以下の手順で変更できます。 | ||
+ | < | ||
+ | # オプションで URL 変更 | ||
+ | $ sudoedit / | ||
+ | |||
+ | external_url=" | ||
+ | |||
+ | # 変更内容反映 | ||
+ | $ sudo gitlab-ctl reconfigure | ||
+ | </ | ||
+ | |||
+ | ===== SSL証明書(Let' | ||
+ | Omnibus-GitLab は Let's Encrypt をサポートしているので、簡単に SSL証明書を導入し https を使用することができます。\\ | ||
+ | https:// | ||
+ | < | ||
+ | $ sudoedit / | ||
+ | |||
+ | external_url=" | ||
+ | |||
+ | letsencrypt[' | ||
+ | letsencrypt[' | ||
+ | |||
+ | // 4日毎の午前3時0分に更新を試みる | ||
+ | letsencrypt[' | ||
+ | letsencrypt[' | ||
+ | letsencrypt[' | ||
+ | |||
+ | # 反映 | ||
+ | sudo gitlab-ctl reconfigure | ||
+ | </ | ||
+ | これだけで OK です。\\ | ||
+ | あとは https でアクセスできるか確認します。 | ||
+ | |||
+ | その他の設定などについては [[サーバソフトウェア: | ||